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あの「毎月分配型投信」がNISA口座に入ってしまった理由…運用会社が突然の方針転換、NISA制度の抜け穴が露呈? | ビジネス | 東洋経済オンライン
ニュース概要(出典記事の要点)
毎月分配型の投資信託は、定期的な現金収入を求める個人投資家に人気ですが、複利効果の低さなどから金融庁はNISAの対象外としてきました。ところが、運用会社の方針転換によりNISA対象となる出来事が。い…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
「毎月分配型投資信託」、ご存知ですか?毎月、決まった金額が口座に振り込まれるので、まるで給料のように感じられるかもしれません。こうした「毎月分配型」は、定期的な収入を求める私たち個人投資家には、昔から根強い人気があります。しかし、金融庁はこれまで、このタイプの投資信託を、税金がお得になる「NISA(ニーサ)」の対象から外してきました。なぜなら、毎月お金が分配されると、その分、投資した元本が減っていきますよね。そうすると、投資で一番大事な「複利効果」、つまり、得た利益を元本に加えてさらに投資することで、雪だるま式に資産を増やしていく効果が弱まってしまうからです。せっかくNISAで税金がお得になるのに、資産が効率よく増えない商品を入れてしまうのは、制度の趣旨に合わない、というのが金融庁の考えでした。
ところが、最近になって、この「毎月分配型」の一部がNISAの対象になるという動きが出てきました。これは一体どういうことでしょうか?実は、投資信託を運用している会社が、商品の仕組みを少し変えたのです。具体的には、毎月分配していたお金を、そのまま投資家に渡すのではなく、一度ファンドの中で再投資する形に変更しました。これにより、形の上では「毎月分配」という性質が薄まり、NISAの対象条件を満たすようになった、というわけです。まるで、ルールギリギリを攻めるような「抜け穴」を利用した、とも言えるかもしれません。
この変化は、投資家にとってどういう意味があるのでしょうか。一つは、これまでNISAで投資できなかった「毎月分配型」に、税制優遇を受けながら投資できるようになる、というメリットです。特に、毎月安定した収入を得たいと考えている方にとっては、選択肢が広がったと言えるでしょう。一方で、金融庁がNISAの対象から外してきた背景にあった「複利効果の弱さ」という問題が、完全に解消されたわけではない、という見方もできます。仕組みを変えたとはいえ、投資の基本である「長期・分散・積立」の観点からは、必ずしも最も効率的な投資方法とは言えない可能性も残っています。この動きが今後、他の運用会社にも広がるのか、そして金融庁がどのように対応していくのか、注目が集まります。
今後の予測
今回の運用会社の方針転換が、今後他の運用会社にも広がり、NISA口座で投資できる毎月分配型投信がさらに増える可能性があります。そうなると、毎月安定した収入を求める投資家にとっては、NISA制度をより活用しやすくなるでしょう。しかし、金融庁がこの動きを「制度の趣旨に沿っている」とどこまで認めるかが鍵となります。もし、実質的に毎月分配しているのと変わらないと判断されれば、何らかの規制や見直しが入ることも考えられます。その場合、投資家は再び投資先の選択肢を検討する必要が出てくるでしょう。また、投資家自身も、毎月分配されるという魅力に惹かれつつも、長期的な資産形成の観点から、複利効果を最大限に活かせる商品とのバランスをどう取るか、慎重な判断が求められることになりそうです。NISA制度の柔軟性が試される局面と言えるかもしれません。
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参考引用
“あの「毎月分配型投信」がNISA口座に入ってしまった理由
― 東洋経済オンライン
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