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ICTリテラシーに係る実態調査の結果公表
出典: 総務省 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
総務省は、利用者のICTリテラシーに関する認識や偽・誤情報の拡散傾向の実態把握を目的に「ICTリテラシー実態調査」を実施しましたので、その 概要 を公表します。 調査の結果、偽・誤情報を拡散した人の中で、ICTリテラシーに関するテスト(※1)に全問不正解であった人の割合は…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
3行まとめ
- 偽情報拡散者はICTリテラシーが低い傾向
- SNS情報、8割が拡散前に立ち止まって考える意向
- 認知バイアスの実感、拡散抑制に繋がる可能性
解説
インターネットやSNSが当たり前になった今、私たちは日々、たくさんの情報に触れています。しかし、その中には、本当かどうか分からない「偽情報」や「誤った情報」も紛れ込んでいます。総務省がこのほど発表した「ICTリテラシー実態調査」の結果は、こうした情報との付き合い方について、私たち一人ひとりが改めて考えるきっかけを与えてくれそうです。
調査で特に注目すべきは、偽情報や誤った情報をSNSなどで広めてしまった経験がある人のうち、なんと約半数(48.9%)が、ICT(情報通信技術)に関する知識を問うテストで、一つも正解できなかったという事実です。これは、偽情報を広めていない人たちの約2倍にあたります。つまり、インターネットやSNSをどれだけ使いこなせているか、情報を見極める力(ICTリテラシー)が低いと、意図せずとも偽情報を広めてしまうリスクが高まる、という関係性がうかがえるのです。
一方で、SNSで気になる情報を見かけたときに、「すぐにシェアせず、一度立ち止まって考える」という人は、全体の79.2%と、実に8割近くにものぼりました。これは、多くの人が情報に対する責任感を持っている証拠と言えるでしょう。しかし、その「立ち止まって考える」という意識が、どれだけ実効性を持っているのかが重要になってきます。
今回の調査では、人間の思考のクセである「認知バイアス」について、知識として知っているだけでは、偽情報の拡散を効果的に抑えられない可能性も示唆されました。認知バイアスとは、例えば「自分の信じたい情報だけを信じてしまう」といった、無意識の思い込みのことです。これを「自分にもそういうクセがあるかもしれない」と実感できている人の方が、偽情報を広めにくい傾向にあるようなのです。知識として知っているだけでなく、自分事として捉えることが、情報リテラシーを高める鍵となりそうです。
この調査結果は、私たち一般の利用者だけでなく、教育現場や、情報発信を行う企業、さらにはプラットフォームを提供するIT企業にとっても、重要な示唆を与えています。単に情報を提供するだけでなく、利用者が情報を正しく理解し、適切に判断できるようなサポート体制の構築が、ますます求められていると言えるでしょう。
関連データ
ニュースタイムライン
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参考引用
“偽・誤情報を拡散した人の中で、ICTリテラシーに関するテストに全問不正解であった人の割合は48.9%に上り、拡散していない人の全問不正解の割合(24.7%)の約2倍であり、ICTリテラシーと偽・誤情報の拡散行為の間に一定の相関が見られました。
― 総務省
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