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「ブームは終わった」と揶揄されながらもW杯開会式に登場の「ラブブ」——北京のテーマパークは閑散、でも満足の理由 | ライフ | 東洋経済オンライン
ニュース概要
中国発のキャラクター「LABUBU(ラブブ)」がW杯開会式にも登場。ブームが落ち着きつつある今、運営企業ポップマートは北京のテーマパーク「ポップランド」の大規模リニューアルを敢行中です。浦上早苗さん…
解説
最近、サッカーのワールドカップ開会式に登場して話題になった「LABUBU(ラブブ)」というキャラクターを知っていますか?中国生まれのこのキャラクターは、かつては飛ぶように売れる人気者でしたが、「ブームは終わった」なんて声も聞こえてくるようになりました。
ラブブを生み出したポップマートという会社は、実は「デザイナーズトイ」と呼ばれるジャンルの商品を主に扱っています。これは、アーティストがデザインしたフィギュアやぬいぐるみのことで、コレクター心をくすぐる独特の魅力があります。特に、中身が見えない箱に入った「ブラインドボックス」形式で売られることが多く、何が出るかわからないワクワク感が消費者を惹きつけました。かつては、このブラインドボックスが中国の若者を中心に大ヒットし、ポップマートは急成長を遂げたのです。
しかし、どんなブームにもいつかは終わりが来るもの。ラブブの人気もピークを過ぎ、以前のような勢いは見られなくなってきたようです。そんな中、ポップマートは北京にあるテーマパーク「ポップランド」の大規模なリニューアルに乗り出しました。テーマパークが閑散としているという話も聞かれますが、これは単にブームが去ったからというだけでなく、ポップマートが次の戦略へと舵を切っているサインとも考えられます。
彼らは、単にキャラクターグッズを売るだけでなく、キャラクターの世界観を体験できる場所を提供することで、ファンとの関係を深めようとしているのかもしれません。テーマパークのリニューアルは、新たなキャラクター体験の場を作り出し、既存のファンをさらに魅了し、新しいファン層を開拓するための重要な投資と言えるでしょう。キャラクタービジネスは、一過性のブームで終わらせずに、いかに長く愛される存在にするかがカギとなります。ポップマートが目指しているのは、まさにその「持続可能な人気」なのではないでしょうか。
ブームが落ち着いた今だからこそ、地に足をつけて、キャラクターとファンが深く繋がれる場所を作る。これは、単なる流行り廃りを超えて、文化としてキャラクターを根付かせようとする企業努力の表れとも見ることができます。ポップマートの挑戦は、今後のキャラクタービジネスのあり方を示唆しているのかもしれません。
関連データ
今後の予測
ポップマートの今後の展開は、いくつかのシナリオが考えられます。
一つ目は、テーマパーク「ポップランド」のリニューアルが成功し、キャラクターの世界観を深く体験できる場所として定着するシナリオです。これにより、一過性のブームではなく、キャラクターとファンが継続的に交流できるコミュニティが形成され、新たなファン層の獲得にも繋がる可能性があります。もしパークが予想以上に集客できれば、キャラクタービジネスの新たな収益源となるでしょう。
二つ目は、テーマパーク事業が苦戦する一方で、既存のブラインドボックス事業やデジタルコンテンツへの注力でブランド力を維持するシナリオです。テーマパークへの投資が期待通りのリターンを生み出せなかった場合でも、IP(知的財産)を活かした新たな商品展開や、オンラインでのファンエンゲージメント強化を通じて、ブランドの価値を再構築する可能性があります。特に、デジタル領域での展開は、国境を越えたファン獲得に繋がりやすいです。
三つ目は、キャラクター人気の低迷が続き、事業全体の成長が鈍化するシナリオです。もしリニューアルが不発に終わり、新しい魅力的なキャラクターを生み出すことができなければ、かつての勢いを取り戻すのは難しいかもしれません。この場合、企業は既存のIPを活かした多角化や、新しいIPの発掘により一層力を入れる必要が出てくるでしょう。
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