
経済プラス:「一気通貫の建設バリューチェーンが強み」 鹿島建設・桐生社長
出典: 毎日新聞 (原典を開く)
ニュース概要
鹿島建設の新社長に、副社長から昇格した桐生雅文氏が就任した。今年度が最終年度の現中期経営計画の業績目標は前倒しで達成した。2026年3月期決算は当期(最終)利益が1773億円で過去最高となった。桐生氏に同社の強みや人手不足の対策を聞いた。
解説
新しい船頭さんが指揮を執ることになった鹿島建設。今年度で終わる3カ年計画の目標は、予定よりも早くクリアし、2026年3月期の最終利益は過去最高を記録したというから、まさに順風満帆といったところでしょうか。そんな勢いに乗って、新社長に就任した桐生雅文さんが、会社の強みや、建設業界が抱える大きな課題について語ってくれました。
鹿島建設の強みとして、桐生社長が挙げたのは「一気通貫の建設バリューチェーン」。これは、建物の計画段階から設計、建設、そして維持管理まで、全ての工程を自社グループ内で完結できる体制のこと。例えるなら、料理で言えば、畑で野菜を育てるところから始まって、レシピを考え、調理し、食卓に出すまで、全部自分たちでやっちゃうイメージです。これにより、品質をしっかり管理し、コストを抑え、さらには顧客の要望にも柔軟に対応できるというメリットがあるようです。大手ゼネコンならどこも似たような体制を持っているように思えますが、鹿島建設はそれを特に得意としている、ということなのでしょう。
一方で、建設業界全体が直面しているのが「人手不足」。職人さんの高齢化が進み、新しい担い手がなかなか育たない。この問題は、鹿島建設にとっても避けては通れない課題です。桐生社長は、この人手不足に対して、最新技術の導入や、女性や高齢者も働きやすい環境づくりを進めることで、乗り越えようとしています。例えば、AI(人工知能)を使った設計や、ロボットによる建設作業など、これまで人に頼っていた部分をテクノロジーで補う動きは、他の業界でも進んでいますが、建設現場にどこまで導入できるかが鍵となりそうです。
過去最高益という好調な業績を背景に、新しいリーダーシップのもと、鹿島建設がこれからも安定した成長を続けられるのか、注目が集まります。特に、人手不足という業界共通の課題にどう立ち向かい、最新技術をどう活用していくのか、その戦略が会社の将来を大きく左右しそうです。
関連データ
今後の予測
鹿島建設は、過去最高益という好調な業績を背景に、新社長のもとでさらなる成長を目指すと考えられます。特に、強みである「一気通貫の建設バリューチェーン」をさらに磨き上げ、受注拡大につなげていく可能性があります。また、人手不足対策として、AIやロボットなどの最新技術の導入を加速させることで、生産性向上とコスト削減を図るでしょう。これにより、国内だけでなく、海外での事業展開も視野に入れるかもしれません。
一方で、楽観視できないシナリオも考えられます。建設業界全体の人手不足が予想以上に深刻化した場合、技術導入だけではカバーしきれない場面が出てくるかもしれません。また、国内の建設需要が鈍化したり、資材価格が高騰したりするような外部環境の変化も、業績に影響を与える可能性があります。さらに、競合他社との激しい受注競争の中で、鹿島建設がどのように優位性を保っていくかも重要なポイントとなるでしょう。これらの課題にどう対応できるかが、今後の業績を左右する鍵となりそうです。
ニュースタイムライン
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参考引用
“「一気通貫の建設バリューチェーンが強み」
― 毎日新聞
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