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トランプ氏、トルコにF35売却検討 エルドアン氏の思惑奏功か
出典: 毎日新聞 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
米国のトランプ大統領は7日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議のためにトルコの首都アンカラを訪れ、エルドアン大統領と会談した。ロイター通信によると、トランプ氏はトルコが購入を希望していた最新鋭ステルス戦闘機F35について、関連制裁を解除し、売却を検討する方針を明らかにした。首脳…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
米国とトルコの関係が大きく動こうとしています。トランプ大統領がトルコのエルドアン大統領に、最新鋭のステルス戦闘機「F35」の売却を検討する方針を示したというニュースです。なぜこれが注目されるのか、背景を説明しましょう。
そもそも、この話は過去の対立から生まれています。トルコは2019年、ロシア製の防空システムを購入しました。これに米国は激怒。最新鋭戦闘機F35の共同開発プロジェクトからトルコを除外し、経済制裁まで課してしまったのです。理由は簡単で、米国はロシアとの対立が続いているため、NATO加盟国であるトルコがロシアの武器を買うことを許せなかったわけです。
そこからずっと、トルコは米国に対して「F35を売ってほしい」と働きかけていました。エルドアン大統領にとって、最新鋭の戦闘機は軍事力を示すシンボルであり、政権の支持基盤でもある軍部を満足させるためにも必要だったのです。
では、なぜトランプ大統領は今、売却を検討するのか。一つは政治的な計算です。NATOの同盟国との関係を強化したいという思惑があります。トランプ前政権下で、米国とNATO諸国の関係は冷え込んでいました。今回、NATO首脳会議という重要な場面でエルドアン氏と会談し、譲歩姿勢を見せることで「米国はNATOを重視している」というメッセージを発信したいのです。
もう一つは、ロシアへの対抗です。ウクライナ情勢の長期化に伴い、米国はNATO東側の防衛強化を急いでいます。トルコは地理的にも戦略的にも重要な位置にあります。そこにF35という最強クラスの武器を配備することで、ロシアへの抑止力を高めたいという考えもあるでしょう。
ただし、実現するまでには課題があります。米国議会の承認が必要な案件ですし、ロシアとの関係を何とか保ちたいトルコ自身の複雑な立場もあります。でも、少なくともこの発表は、米国がトルコを『重要なパートナー』と見なし、関係修復に動き出したことを示す重要な信号なのです。
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参考引用
“トランプ氏がF35売却検討を明らかにした
― 毎日新聞
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