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観測史上最古の巨大ブラックホール発見 宇宙誕生から6億7000万年ごろの天体 日本のすばる望遠鏡も貢献
ニュース概要(出典記事の要点)
2023年に打ち上げられた「ユークリッド宇宙望遠鏡」を運用する国際チームが、31個のクエーサー(周囲の物質を飲み込み輝く巨大ブラックホール)を新たに発見した。うち2つは、宇宙が誕生してから6億7000万年ごろの天体で、これまでに知られる最古のクエーサーの記録を更新。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
宇宙の謎を追う天文学者たちが、またひとつ「あるはずがない」天体を見つけてしまいました。それが、宇宙誕生からわずか6億7000万年という極めて早い時期に存在していたクエーサー(巨大ブラックホール)です。
クエーサーとは何か、まず簡単に説明しましょう。銀河の中心には超巨大なブラックホールがあり、周囲の物質をどんどん吸い込みます。その際、吸い込まれる物質が激しく摩擦熱で輝く現象がクエーサーです。懐中電灯の光のように非常に明るいため、遙か遠い宇宙からでも観測できます。
この発見が重要な理由は、宇宙の歴史の理解を揺さぶるからです。宇宙誕生から6億7000万年というのは、人間の人生に例えるなら、生まれたばかりの赤ちゃんの時期。それなのに、既に太陽の数十億倍の質量を持つブラックホールが存在していたというわけです。
これまでの宇宙論では、ブラックホールは時間をかけて少しずつ成長するはずだと考えられていました。ところが、実際には宇宙の初期段階で異常に巨大なものが存在していたことになります。「こんなに早く、こんなに大きくなるはずがない」という科学者たちの予想が、観測によって覆されているのです。
この発見に貢献したのが、国際チームと日本のすばる望遠鏡です。すばる望遠鏡はハワイの山頂にあり、日本が世界的な天文観測で果たしている役割の象徴でもあります。今回、ユークリッド宇宙望遠鏡という新しい観測機器が打ち上げられたことで、より深い宇宙観測が可能になり、こうした古い天体が次々と見つかり始めています。
この謎を解く過程は、宇宙の成り立ちそのものへの理解を深める鍵となります。なぜ初期宇宙ではそこまで巨大なブラックホールが存在できたのか。物質の供給源はどこにあったのか。こうした問いに答えることが、これからの天文学の重要なテーマになっていくでしょう。
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参考引用
“31個のクエーサー新発見、うち2つが観測史上最古の天体
― ITmedia NEWS 速報
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