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business2026/6/13 15:25:00
【脳の専門医が教える】なぜ高血圧の放置で認知症リスクが高まるのか? 根拠のない噂を信じて脳を自ら殺す、残酷なワケ - 脳の専門医が教える 100歳までボケない脳 「ミクログリア」が味方する6つの習慣術

【脳の専門医が教える】なぜ高血圧の放置で認知症リスクが高まるのか? 根拠のない噂を信じて脳を自ら殺す、残酷なワケ - 脳の専門医が教える 100歳までボケない脳 「ミクログリア」が味方する6つの習慣術

出典: ダイヤモンド・オンライン (原典を開く)

ニュース概要

「人の名前が出てこない」「今やろうとしたことを忘れた」――そんな日常の些細なもの忘れは、もしかすると脳からのSOSかもしれません。『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)は、7000人もの脳を診察し、3000本以上の論文を読破した専門医が「一生ボケない脳のつくり方」を徹底解説した1冊。カギとなるのは、脳の免疫細胞「ミクログリア」。

解説

「あれ、あの人の名前、なんだっけ?」「さっきまでやろうとしてたこと、なんだったかな?」

日常生活でこんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。ちょっとした物忘れだと軽く考えがちですが、実はこれ、脳からの大切なサインかもしれません。特に、高血圧を抱えている方は要注意。放置することで、将来の認知症リスクが高まる可能性があると、専門家は警鐘を鳴らしています。

脳には「ミクログリア」という、私たちの体を守る免疫細胞のような働きをする細胞があります。普段は脳内のゴミを掃除したり、傷ついた細胞を修復したりと、脳の健康を保つために頑張ってくれています。しかし、高血圧の状態が長く続くと、このミクログリアが暴走してしまうことがあるのです。

高血圧は、血管に常に強い圧力がかかっている状態です。これにより、脳の細い血管が傷つきやすくなります。すると、ミクログリアは傷ついた血管や細胞を修復しようと活発になりますが、その活動が過剰になると、今度は健康な脳細胞まで攻撃してしまうようになる、と考えられています。例えるなら、火事を消そうと頑張っていた消防士が、誤って周りの家まで壊してしまうようなイメージです。

このように、ミクログリアが過剰に活動し、炎症を起こすことで、脳の神経細胞がダメージを受け、結果として記憶力や思考力の低下、つまり認知症につながるリスクが高まる、というわけです。

この話を聞くと、「高血圧だから認知症になる」と不安に思うかもしれませんが、大切なのは「放置しないこと」です。高血圧は生活習慣病の一つであり、食生活の見直し、適度な運動、十分な睡眠などで改善できる可能性があります。また、医師と相談しながら適切な治療を受けることで、リスクをコントロールできます。

「まだ若いから大丈夫」「症状がないから平気」と安易に考えず、日頃から自分の健康状態に目を向け、脳を大切にする習慣を心がけることが、100歳まで元気な脳を保つ秘訣と言えるでしょう。脳のSOSを見逃さず、早めの対策を始めることが、未来の自分への投資になります。

関連データ

認知症患者数(日本)
約600万人(2020年時点)
出典:厚生労働省
高血圧患者数(日本)
約4300万人(推定)
出典:厚生労働省「国民健康・栄養調査」
高血圧と認知症リスクの関係
高血圧の人は、そうでない人に比べて認知症発症リスクが約1.5倍になるとの研究報告がある
出典:国内外の疫学調査(複数)
ミクログリアの役割
脳内の免疫細胞として、老廃物の除去、神経細胞の修復、炎症反応の調整などを行う
出典:神経科学専門誌

今後の予測

高血圧と認知症の関係に関する研究は今後も進展し、より具体的な予防策や治療法の開発が期待されます。

シナリオ1:予防医療の進化 ウェアラブルデバイスによる血圧の常時モニタリングや、AIを活用した生活習慣改善アドバイスが普及し、高血圧の早期発見と介入がより簡単になるでしょう。これにより、個々人に合わせたパーソナライズされた予防プログラムが確立され、認知症リスクの低減に貢献すると考えられます。

シナリオ2:ミクログリア研究の深化 ミクログリアの働きを詳細に解明することで、過剰な活性化を抑える薬剤や、脳の修復機能を高める治療法が開発される可能性があります。これが実現すれば、高血圧が引き起こす脳へのダメージを直接的にケアできるようになり、認知症の根本的な治療に繋がるかもしれません。

シナリオ3:社会全体の健康意識向上 メディアや医療機関からの情報発信が強化され、高血圧が単なる生活習慣病ではなく、認知症を含む様々な病気のリスクを高める重大な要因であるという認識が社会全体で深まるでしょう。これにより、健康診断の受診率向上や、若年層からの生活習慣改善への意識が高まり、国民全体の健康寿命延伸に寄与すると予測されます。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月3日

    【脳の専門医が教える】なぜ脳は静かに衰えるのか? 認知症へのカウントダウンを早める絶対NGなこと - 脳の専門医が教える 100歳までボケない脳 「ミクログリア」が味方する6つの習慣術

    ダイヤモンド・オンライン

  2. 2026年6月7日

    【脳の専門医が教える】「血圧上が140」を放置する人に迫る、認知症リスクの危険 - 脳の専門医が教える 100歳までボケない脳 「ミクログリア」が味方する6つの習慣術

    ダイヤモンド・オンライン

参考引用

「人の名前が出てこない」 「今やろうとしたことを忘れた」

ダイヤモンド・オンライン

脳の免疫細胞「ミクログリア」がカギ

ダイヤモンド・オンライン
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