
NTTドコモビジネスとTransatel、グローバルIoT向けセキュリティ「Cellular SASE for IoT」を提供(クラウド Watch)
ニュース概要
NTTドコモビジネス株式会社と仏Transatelは15日、米Zscalerとのパートナーシップを通じて、国内キャリアとして初となるグローバルなIoT市場に向けたセキュリティソリューション「Cell
解説
NTTドコモビジネスとフランスのTransatelが、IoT(モノのインターネット)機器向けの新しいセキュリティサービス「Cellular SASE for IoT」を発表しました。これは、国内の携帯電話会社としては初めて、世界中で使われるIoT機器の安全を守るためのサービスで、サイバーセキュリティの分野で有名なアメリカのZscaler社と協力して提供されます。
IoT機器とは、私たちの身の回りにある様々なモノがインターネットにつながることで、例えばスマート家電や自動車、工場で使う機械などがこれにあたります。これらの機器は、私たちの生活を便利にする一方で、インターネットにつながっているがゆえに、悪意のある攻撃の標的になるリスクも抱えています。もし攻撃されてしまうと、個人情報が盗まれたり、機器が誤作動を起こしたり、最悪の場合は社会インフラに影響が出る可能性もあります。
これまでのIoTセキュリティは、それぞれの機器やネットワークごとに別々の対策を講じるのが一般的でした。しかし、IoT機器が世界中で使われるようになると、国境を越えたネットワークの安全をどう確保するかが大きな課題となります。今回の新しいサービス「SASE(サシー)」は、「Security Access Service Edge」の略で、セキュリティ機能とネットワーク機能をクラウド上で一体化させることで、どこからでも安全にアクセスできるようにする考え方です。
具体的には、IoT機器から送られるデータを、一度Zscalerのクラウドを経由させて、そこで悪いデータがないかチェックします。これにより、機器が直接インターネットに接続するリスクを減らし、たとえ機器が遠隔地にあっても、常に最新のセキュリティで守ることができます。工場で使うロボットや、世界中を走り回る自動車など、様々な場所で使われるIoT機器の安全性が高まることで、企業は安心してIoTを活用できるようになるでしょう。
このサービスの登場は、IoTが私たちの生活やビジネスにますます深く浸透していく中で、その「影」の部分であるセキュリティ対策をどうしていくか、という問いに対する重要な答えの一つと言えます。特に、日本企業がグローバル展開を進める上で、現地のセキュリティ環境に左右されずに、一貫した安全性を確保できる点は大きなメリットになるはずです。IoTの進化は、セキュリティの進化と常に表裏一体であり、今回の取り組みはそのバランスを保つための重要な一歩となるでしょう。
関連データ
今後の予測
この新しいセキュリティサービス「Cellular SASE for IoT」の登場は、今後のIoT市場にいくつかの変化をもたらす可能性があります。
まず、企業がIoT機器を世界規模で導入する際の心理的なハードルが下がるでしょう。これまでは各国のセキュリティ基準やネットワーク環境に合わせた複雑な対策が必要でしたが、一元的なSASEソリューションによって運用がシンプルになり、より多くの企業がグローバルIoTの活用に踏み出すと予想されます。これにより、サプライチェーンの効率化や遠隔監視、自動運転技術など、国境を越えたIoT活用が加速する可能性があります。
次に、セキュリティサービス市場における競争が激化するシナリオも考えられます。NTTドコモビジネスが国内キャリアとして先陣を切ったことで、他キャリアやセキュリティベンダーも追随し、同様のグローバルIoT向けSASEソリューションを投入してくるかもしれません。これにより、サービスの多様化と価格競争が進み、利用者にとっては選択肢が増えるメリットが生まれるでしょう。
一方で、このサービスが普及するためには、中小企業やスタートアップ企業が導入しやすい価格設定や、より簡単なセットアップ方法が求められるでしょう。高度なセキュリティは重要ですが、使いこなせないと意味がありません。技術的なハードルをどれだけ下げられるかが、今後の普及の鍵を握ると考えられます。また、各国・地域のデータプライバシー規制への対応も引き続き重要な課題となり、サービス提供側には柔軟な対応が求められ続けるでしょう。
ニュースタイムライン
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参考引用
“国内キャリアとして初となるグローバルなIoT市場に向けたセキュリティソリューション「Cellular SASE for IoT」を提供
― Yahoo!ニュース IT
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