
ZscalerのゼロトラストプラットフォームでIoTセキュリティ強化・運用の簡素化を実現する「Cellular SASE for IoT」、NTTドコモビジネスとTransatelが提供
ニュース概要
NTTドコモビジネス株式会社と、NTTグループでIoT向けSIMなどを手掛けるTransatelは6月15日、グローバルなIoT市場に向けたセキュリティソリューション「Cellular SASE for IoT」の提供を開始した。
解説
皆さんは「IoT」という言葉を耳にしたことがありますか?これは、冷蔵庫やエアコン、自動車など、身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながることで、私たちの生活をより便利にしてくれる技術のことです。例えば、外出先からスマートフォンのアプリでエアコンを操作したり、冷蔵庫の中身をチェックしたりできるのも、IoTのおかげです。
しかし、モノがインターネットにつながるということは、同時にセキュリティのリスクも増えるということです。もし悪意のある第三者がIoT機器に侵入してしまったら、個人情報が盗まれたり、工場や社会インフラに大きな影響が出たりする可能性も考えられます。だからこそ、IoTのセキュリティ対策は非常に重要になってきています。
今回、NTTドコモビジネスと、IoT向けのSIMカードなどを提供するTransatelという会社が「Cellular SASE for IoT」という新しいセキュリティサービスを始めました。これは、IoT機器をインターネットに安全につなぐための仕組みで、特に「ゼロトラスト」という考え方を取り入れているのが特徴です。
ゼロトラストとは、「何も信頼しない」という考え方です。これまでのセキュリティ対策は、一度社内のネットワークに入ってしまえば「信頼できる」と見なすことが多かったのですが、ゼロトラストでは、たとえ社内のネットワークにいても、すべてのアクセスを疑い、毎回厳しくチェックすることで、不正な侵入を防ごうとします。まるで、会社の入り口だけでなく、各部署に入るたびに身分証明書を見せるようなイメージですね。
このサービスは、IoT機器が使う携帯電話回線(セルラー回線)と、クラウド上で提供されるセキュリティ機能(SASE)を組み合わせることで、どこからでも安全にIoT機器を管理できるようになります。例えば、世界中の工場にあるIoTセンサーからデータを集める場合でも、それぞれの機器が安全に通信できるようになるわけです。これにより、企業はIoT機器のセキュリティ管理にかかる手間を減らし、より安心してIoTを活用できるようになります。IoTの普及が進む中で、この「Cellular SASE for IoT」のようなサービスは、私たちの生活を支えるインフラや産業の安全を守る上で、ますます重要な役割を果たすことになるでしょう。
関連データ
今後の予測
今後の予測としては、いくつかのシナリオが考えられます。
まず、最も期待されるのは、この「Cellular SASE for IoT」がIoTセキュリティの新たな標準となり、国内外の多くの企業に採用されるケースです。これにより、IoT機器の導入がさらに加速し、より安全なスマートシティやスマートファクトリーの実現に貢献するでしょう。特に、グローバルに展開する企業にとっては、一元的なセキュリティ管理が可能になるため、導入メリットは大きいと予想されます。
次に考えられるのは、競合他社も同様のゼロトラスト型IoTセキュリティサービスを強化し、市場での競争が激化するシナリオです。これにより、サービスの多様化や価格競争が起こり、結果的にユーザーはより高性能で安価なサービスを選べるようになるかもしれません。特に、中小企業向けの簡易的なソリューションが登場する可能性もあります。
一方で、IoT機器の多様性や既存システムの複雑さから、導入に時間がかかったり、特定の業界での普及に留まったりする可能性もゼロではありません。特に、古いIoT機器との互換性や、導入コストが障壁となることも考えられます。しかし、セキュリティリスクの高まりを考えると、長期的にはゼロトラストの考え方が主流になることは確実であり、今回のサービスはその流れを加速させる一歩となるでしょう。
ニュースタイムライン
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2026年6月15日
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参考引用
“グローバルなIoT市場に向けたセキュリティソリューション「Cellular SASE for IoT」の提供を開始した。
― INTERNET Watch
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