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[ITmedia エンタープライズ] なぜAIの全社展開は停滞する? 個別導入の限界と「共通プラットフォーム」の必要性
ニュース概要(出典記事の要点)
FPT SoftwareとForresterによる世界調査で、AI投資が広がる一方、高度運用に至る企業は26%にとどまる実態が浮き彫りになった。個別の試行錯誤から脱し、全社展開を果たすには再利用可能な共通基盤の構築と一元管理が必要となる。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
3行まとめ
- AI投資は拡大も、全社展開は26%にとどまる。
- 個別の試行錯誤から脱却し、共通基盤構築が鍵。
- 再利用可能なプラットフォームでAI活用を加速。
解説
最近、AI(人工知能)の話題で持ちきりですよね。多くの企業が「AIを導入しよう!」と意気込んで、色々な部署やプロジェクトで試しているはずです。でも、実はそのAIの活用が、会社全体に広がるまでには、なかなか至っていないという調査結果が出ています。
世界的な調査会社であるForresterと、ITサービス企業のFPT Softwareが共同で行った調査によると、AIに投資している企業は増えているものの、実際にAIを「高度に使いこなせている」「会社全体で活用できている」という企業は、全体のわずか26%にとどまっているんです。これは、せっかくAIに力を入れても、その成果を会社全体で享受できている企業は、まだ少数派だということ。一体、なぜこんなことが起きているのでしょうか?
多くの企業では、AIを導入する際に、それぞれの部署や特定の課題解決のために、個別にシステムを開発したり、ツールを導入したりしています。例えば、「この部署の顧客対応をAIチャットボットで効率化しよう」「あの分析業務をAIで自動化しよう」といった具合です。これは、もちろんAIの力を借りて業務を改善する第一歩としては大切なことです。
しかし、こうした「個別の導入」を繰り返していると、いくつかの問題が生じてきます。まず、部署ごとにバラバラのシステムやツールを使っていると、お互いに連携が取れず、せっかくAIが分析したデータも、他の部署で活用することが難しくなります。また、それぞれのシステムを個別に開発・管理するのは、コストも手間もかかりますし、AIの専門家も、部署ごとにバラバラに配置しなければならなくなります。これは、AIの専門知識が分散してしまい、会社全体としてAIを効果的に活用するノウハウが蓄積されにくい、というデメリットにもつながります。
さらに、個別に導入されたAIは、そのプロジェクトが終われば使われなくなってしまう、といったケースも少なくありません。つまり、せっかく開発したAIの技術やノウハウが「再利用」されず、宝の持ち腐れになってしまうのです。
では、どうすればこの「個別の試行錯誤」から脱却し、AIを会社全体で活用できるようになるのでしょうか?
調査では、その鍵となるのが「再利用可能な共通プラットフォーム」の構築と、それを「一元管理」することだと指摘しています。これは、会社全体で使えるAIの「土台」のようなものを作るイメージです。この土台があれば、新しいAIのシステムを開発する際に、ゼロから始めるのではなく、すでに用意された部品(共通のデータ管理機能、AIモデルの実行環境、セキュリティ機能など)を組み合わせて、素早く、効率的に開発できるようになります。まるで、レゴブロックで色々なものを作るように、共通のパーツがあれば、より簡単に、より多様なものが作れるようになるわけです。
この共通プラットフォームがあれば、AIの専門家は、会社全体のAI活用をサポートする中心的な役割を担うことができます。また、部署ごとにバラバラにAIを導入するのではなく、プラットフォーム上で一元的に管理・運用することで、AIの利用状況を把握しやすくなり、セキュリティのリスクも低減できます。
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参考引用
“個別導入の限界と「共通プラットフォーム」の必要性
― ITmedia エンタープライズ
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