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テクノロジー2026/6/18 6:00:00
Snowflakeがオブザーバビリティー分野に進出--「可観測性はデータ問題だ」(ZDNET Japan)

Snowflakeがオブザーバビリティー分野に進出--「可観測性はデータ問題だ」(ZDNET Japan)

出典: Yahoo!ニュース IT (原典を開く)

ニュース概要

データのクラウドサービスを手掛けるSnowflakeがオブザーバビリティー(可観測性)分野を拡大している。その土台は、同社が2月に買収完了したObserveの技術だ。Snowflakeが6月に米国サ

解説

データのクラウドサービスで知られるSnowflakeが、IT業界で注目を集める「オブザーバビリティー」(可観測性)という分野に本格的に乗り出しました。オブザーバビリティーとは、簡単に言えば、コンピューターシステムが今どういう状態にあるのかを、外から見てしっかり把握できるようにすることです。

想像してみてください。皆さんが毎日使うスマホアプリやウェブサービスが、突然動かなくなったり、遅くなったりしたら困りますよね。なぜそうなったのか、どこに問題があるのかを素早く見つけ出し、直すためには、システムの中身を常に「監視」して「観測」できる状態にしておく必要があります。これがオブザーバビリティーの基本的な考え方です。

これまでのITシステムでは、何か問題が起きたときに、エラーメッセージやシステムの状態を示す記録(ログ)を個別に確認するのが一般的でした。しかし、最近のITシステムは非常に複雑で、たくさんの小さな部品が連携して動いています。一つの問題が、思わぬところで別の問題を引き起こすことも珍しくありません。そこで、システム全体の動きをまるで健康診断のように一元的に把握し、異常の兆候を早期に発見しようというのがオブザーバビリティーの目指すところです。

Snowflakeはこれまで、企業が持つ膨大なデータを安全に保存し、分析するための基盤を提供してきました。彼らは、このオブザーバビリティーも「データの問題」だと捉えています。つまり、システムから日々生み出される膨大なログやメトリクス(性能データ)、トレース(処理経路の記録)といった情報を、自分たちの得意なデータプラットフォームで一元的に集め、分析することで、より効果的なオブザーバビリティーを提供できると考えているのです。

この動きの背景には、Snowflakeが今年2月に買収を完了した「Observe」という会社の技術があります。Observeは、まさにシステムから出る様々なデータを集めて分析し、問題の原因を突き止めるためのツールを提供していました。Snowflakeは、このObserveの技術を自社のデータプラットフォームに統合することで、顧客企業がシステムの問題をより迅速に特定し、解決できるよう支援しようとしているわけです。

この分野には、すでに多くの専門企業が存在し、激しい競争が繰り広げられています。しかし、Snowflakeが持つ強力なデータ処理能力と、Observeの技術が融合することで、これまでのオブザーバビリティーの常識を覆すような新しいサービスが生まれる可能性も秘めています。私たちの生活を支えるデジタルサービスが、より安定して快適に使えるようになるためにも、この分野の進化は非常に重要だと言えるでしょう。

関連データ

Snowflakeの買収完了時期
2024年2月(Observe社)
出典:ZDNET Japan
オブザーバビリティーの主要な構成要素
ログ、メトリクス、トレース
出典:一般情報
Snowflakeの主な事業
クラウドデータプラットフォーム
出典:Snowflake公式
オブザーバビリティー市場の主なプレイヤー
Datadog, Splunk, New Relicなど
出典:業界分析

今後の予測

Snowflakeがオブザーバビリティー分野に本格参入することで、市場にはいくつかのシナリオが考えられます。

**シナリオ1:データプラットフォームとの融合による新たな価値創出** Snowflakeは、自社の強みであるデータ処理能力を活かし、オブザーバビリティーのデータを他の企業データと統合分析することで、単なる監視ツール以上の価値を提供しようとするでしょう。例えば、システム障害が顧客行動に与える影響をリアルタイムで分析し、ビジネス上の意思決定に役立てるといったサービスが考えられます。これにより、既存のオブザーバビリティー専門企業とは異なるアプローチで市場シェアを獲得する可能性があります。

**シナリオ2:既存プレイヤーとの競争激化と市場再編** すでにこの分野には強力な競合他社が存在するため、Snowflakeは激しい競争に直面することになります。価格競争や機能拡張競争が激化し、より高性能で使いやすいツールが生まれる一方で、一部の小規模プレイヤーは淘汰される可能性もあります。Snowflakeがどこまで迅速に市場のニーズに応え、差別化できるかが鍵となるでしょう。

**シナリオ3:企業のIT運用コスト削減への貢献** システムが複雑化する中で、障害対応やパフォーマンス改善にかかるコストは増大しています。Snowflakeの参入により、より効率的で統合的なオブザーバビリティーソリューションが提供されれば、企業はIT運用の手間やコストを削減できるようになります。これにより、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業にとって、Snowflakeのサービスが不可欠なものとなる可能性も考えられます。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月3日

    何でもスプシで管理してしまう病を、Snowflakeで業務アプリを作って解決したい

    Zenn

  2. 2026年6月3日

    【Snowflake Summit 2026】 Platform Keynote まとめ

    Zenn

  3. 2026年6月4日

    Snowflake、エージェント時代のデータの仕組みを多数発表--制御、ガバナンス、相互運用性、容易さを強化(ZDNET Japan)

    Yahoo!ニュース IT

  4. 2026年6月4日

    【Snowflake Summit 2026】Snowflake Semantic Viewの作成・改善・BI連携を支える新機能

    Zenn

  5. 2026年6月5日

    Snowflake App Runtime 入門 - プロンプトひとつでデータの隣に本格Webアプリをデプロイする!

    Zenn

  6. 2026年6月6日

    AIプラットフォームを運用し続けるための可観測性

    はてなブックマーク IT

  7. 2026年6月6日

    【Snowflake Summit 2026】最新BIツールレポート

    Zenn

  8. 2026年6月14日

    Snowflake Summit26に参加してブースを全部回ってみた話

    Zenn

  9. 2026年6月15日

    戦術AIから戦略AIへ Snowflake SUMMIT 2026に参加して

    Zenn

  10. 2026年6月16日

    AIエージェントに企業のビジネス文脈を理解させるJedify、Snowflakeなどから2,400万ドルを調達

    THE BRIDGE

参考引用

「可観測性はデータ問題だ」

Yahoo!ニュース IT
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