
【再び1ドル160円台に】日本株の上昇で円安が進む/国際収支に現れない“円売り”のファクター/為替介入の効果は“帳消し”になった?/日米の金融政策の注目点/「NISAやデジタル赤字で円安」の盲点 | ビジネス | 東洋経済オンライン
ニュース概要(出典記事の要点)
ドル円相場は4〜5月に日本政府が為替介入を行った後、一時は1ドル155円前後まで下落した。だがその後、じりじりと円安方向に進み、足元では再び160円台に戻っている。この背景に何があるのか。年内のドル…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
最近、私たちの暮らしにじわじわと影響を与えているのが「円安」です。4月から5月にかけて、一時的に1ドル155円くらいまで円高に戻った時期もありました。これは、日本政府がドルを売って円を買う「為替介入」という方法で、急激な円安の流れを止めようとしたからです。しかし、残念ながらその効果は長続きせず、今では再び1ドル160円台に逆戻りしてしまいました。
なぜ、政府が動いても円安は止まらないのでしょうか?
まず、一番大きな理由として挙げられるのが、日本とアメリカの金利の差です。アメリカでは、物価の上昇を抑えるために金利を高く保っています。一方、日本では、長らく続いてきたデフレ(物価が下がり続ける状態)から抜け出すために、金利を低く抑えてきました。この金利差が大きいと、世界のお金持ちは、より高い金利がつくアメリカのドルにお金を預けたくなります。そのため、円を売ってドルを買う動きが活発になり、結果として円安が進むのです。
さらに、最近では、日本の株価が好調なことも円安の一因と言われています。「え、株が上がると円安になるの?」と不思議に思うかもしれませんね。これは、海外の投資家が日本の株を買うために円に替えるのですが、その一方で、株で得た利益を自国に持ち帰る際にドルに替える動きも同時に起こるためです。特に、日本の企業が海外から部品を輸入したり、海外に工場を建てたりする動きが増えると、ドルが必要になる場面が増え、円が売られやすくなります。
また、私たちの生活にも関係する新しい投資制度「NISA」も、円安に影響を与えているという見方があります。NISAを使って海外の株や投資信託を買う人が増えると、その分、円をドルなどの外貨に替える必要が出てきます。これは、日本全体で見ると「円売り」につながります。さらに、私たちが日々利用するスマートフォンやパソコンのアプリ、動画配信サービスなどは、そのほとんどが海外の企業が提供しています。これらのサービスを使うために支払うお金は、最終的に海外に流れていくため、これも「デジタル赤字」と呼ばれ、円安の要因の一つになっているのです。
このように、円安の背景には、日米の金利差だけでなく、投資家の行動や私たちの消費行動まで、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。為替は私たちの生活に直結するだけに、今後の動向から目が離せません。
関連データ
ニュースタイムライン
2026年5月29日
ほうれい線グロースファクター症例数累計3,000件以上。ほうれい線・シワ治療専門医院「Houreisenスキンクリニック」が名古屋院を開院PR TIMES
2026年6月8日
黒田東彦が解説する「為替介入の誤解」、米国債を売れず円買い資金が不足するという勘違い - 黒田東彦の世界と経済の読み解き方ダイヤモンド・オンライン
2026年8月3日
日本の7月31日の為替介入は約5兆3300億円規模の可能性…日銀当座預金が示唆 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン東洋経済オンライン
参考引用
記事AI質問チャット
PREMIUMこの記事についてAIが質問に答えます。背景・要約・影響まで深堀り。
ログインして利用関連記事

日本の7月31日の為替介入は約5兆3300億円規模の可能性…日銀当座預金が示唆 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン
2026/8/3

小田急の命脈「箱根」、ブランド維持への継続投資 日本人客も「1回行けば十分」ではもったいない理由 | ビジネス | 東洋経済オンライン
2026/8/2

【「バランスがいい人」は危険?】「社会に出て活躍する」東大生と「そうでない」東大生の決定的な差 | キャリア・教育 | 東洋経済オンライン
2026/8/2
女性は「決意するまで」男性は「別居・離婚が現実になってから」 夫婦問題で浮き彫りになる男女の"温度差"《メンタルケア男性編》 | ライフ | 東洋経済オンライン
こんな記事も読まれています
この記事について疑問がありますか?
事実誤認や不適切な内容について通報できます (要ログイン)。
異議申し立て・通報







