
米で寄生虫感染症サイクロスポラ症が流行 1600人以上、レタスが感染源か
出典: 産経新聞 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
米疾病対策センター(CDC)は14日、激しい下痢や腹痛を伴う感染症サイクロスポラ症の感染者が34州で確認されたと発表した。寄生虫に汚染された食品や水を摂取することで感染する。流行期が始まる5月1日から今月14日までに1645人の感染を確認。5100人以上に感染疑いがあるとみて分析…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
アメリカで今、目に見えない寄生虫による食中毒が急速に広がっています。米疾病対策センター(CDC)が発表したサイクロスポラ症という感染症で、すでに1600人以上が激しい下痢や腹痛に苦しんでいるのです。
この感染症、聞き慣れない名前かもしれませんが、実は毎年春から秋にかけてアメリカで散発的に報告されている病気です。特に5月から8月の温かい季節に感染者が増える傾向があります。今年はその流行期が始まった5月1日から7月中旬までのわずか2.5ヶ月で、すでに過去数年の感染者数を大きく上回る勢いで増えています。
なぜこんなことが起きているのか。感染源は調査中とのことですが、生野菜、特にレタスが疑われています。サイクロスポラ症の寄生虫は、汚染された水で育つ野菜を通じて人間に感染することが多いのです。輸入野菜が多いアメリカでは、栽培地の水質管理がカギになります。南米などからの輸入品も感染源となる可能性があり、グローバルな食料供給ネットワークの弱点が露呈した形です。
日本人にとって他人事ではありません。私たちも毎日サラダやレタスを食べますし、アメリカからの輸入農産物も多く消費しています。ただし、日本は農薬や肥料の管理が比較的厳格で、こうした寄生虫による集団感染は稀です。それでも、これからのシーズン、野菜の産地や流通経路への関心が高まるかもしれません。
感染者の中には数百人の入院患者も出ており、軽く見られない状況です。一度感染すると1~2週間、下痢が続くことも珍しくありません。予防策としては、野菜をしっかり洗う、可能なら加熱することが有効ですが、サラダの魅力はやはり生の食感にあります。食品産地の透明性向上と、国際的な食品安全基準の強化が、長期的な解決策になるでしょう。
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参考引用
“34州で1645人の感染を確認、5100人以上が感染疑い
― 産経新聞
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