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world2026/6/30 10:26:00
半数超の自治体間に合わず システム標準化、25年度末期限―デジタル庁

画像: Pixabay

半数超の自治体間に合わず システム標準化、25年度末期限―デジタル庁

出典: 時事通信 (原典を開く)

ニュース概要(出典記事の要点)

デジタル庁は30日、自治体ごとにばらばらの基幹業務システムを統一の仕様に合わせる「標準化」の2025年度末の移行状況を公表した。原則として同年度末が移行期限だったが、この期限に間に合わなかったシステムが一つでもある自治体は全体(1788団体)の半数超の1015団体(56.8%)に…

※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。

解説

「みんな、お住まいの地域の役所って、どんなシステムを使ってるか知ってますか?」

実は、全国の市役所や町村役場など、1788の自治体では、住民票の発行や税金の計算といった、とっても大事な仕事をコンピューターシステムで行っています。ところが、このシステム、自治体ごとにバラバラなんです。それぞれの地域が、自分たちのやりやすいように作ってきた結果、まるで「ご当地グルメ」のように、個性豊か(?)になってしまいました。

そこで国は、「これからはみんな同じルールでやろうよ!」と、システムを統一する「標準化」を進めることにしました。目標は、2025年度の終わりまでに、すべての自治体がこの新しい、統一されたシステムに移行すること。これなら、国全体で情報を共有しやすくなるし、もしどこかのシステムが壊れても、他の地域から応援したり、情報が漏れるリスクを減らしたりできる、というわけです。いわば、全国で「共通の地図」を持つようなイメージですね。

ところが、デジタル庁が先日発表したところによると、この「標準化」の進み具合は、思ったよりずっと遅れているようです。2025年度末という期限まで、あとわずかというのに、なんと全体の半数以上の自治体(1015団体、約57%)で、まだ移行が終わっていないシステムが残っていることが分かったんです。つまり、全国統一の「地図」を持つ準備が、半分以上の地域でまだできていない、という状況なんですね。

「え、そんなに遅れてるの?」と驚かれる方もいるかもしれません。でも、考えてみてください。長年使ってきたシステムを、新しいものに変えるというのは、ただコンピューターを買い替えるのとはわけが違います。たくさんのデータ(情報)を新しいシステムに移し替えたり、役所の職員さんたちが新しい使い方を覚えたり、地域ごとに違う特別な手続き(例えば、独自の補助金制度など)に対応できるようにシステムを調整したりと、ものすごく大変な作業なんです。例えるなら、古い家をリフォームするだけでなく、間取りから全部変えて、最新の設備を入れるようなもの。時間もお金も、そして何より「人手」がたくさん必要になります。

今回の発表で、デジタル庁は「まだ間に合うように頑張ってほしい」と呼びかけていますが、この遅れが、将来的にどんな影響を及ぼすのか、少し心配になってしまいます。住民サービスに影響が出ないか、情報管理は大丈夫か、など、今後の動向を注視していく必要がありそうです。

関連データ

移行期限に間に合わなかった自治体数
1015団体
出典:デジタル庁発表
移行期限に間に合わなかった自治体の割合
56.8%
出典:デジタル庁発表
対象となる自治体総数
1788団体
出典:デジタル庁発表

今後の予測

今回の遅れは、自治体側の準備不足だけでなく、標準化システム自体の開発や、各自治体の個別の事情への対応の難しさなど、様々な要因が絡み合っていると考えられます。

今後、いくつかのシナリオが考えられます。一つは、デジタル庁が強力に後押しし、自治体への支援を強化することで、多くの自治体がなんとか2025年度末の期限に滑り込む、というシナリオです。この場合、一時的に現場の負担は増えるかもしれませんが、全国的なデジタル化の波に乗ることができるでしょう。

もう一つのシナリオは、期限の延長や、段階的な移行の容認といった、柔軟な対応が取られるというものです。特に、システム移行が非常に複雑な自治体や、人員・予算が限られている自治体にとっては、現実的な選択肢となるかもしれません。しかし、この場合、全国統一という本来の目的達成が遅れる可能性もあります。

さらに、最悪のケースとして、一部の自治体では標準化への移行が大幅に遅れ、全国的な情報連携や効率化の恩恵を受けられないまま、旧来のシステムを使い続けることになる、というシナリオも否定できません。そうなると、デジタル化の「格差」が生まれてしまうことになりかねません。

いずれにしても、デジタル庁と各自治体との、より一層の連携と、現実的な進め方について、継続的な議論が必要になるでしょう。住民サービスへの影響を最小限に抑えつつ、デジタル化のメリットを最大限に引き出すための、知恵が試される局面と言えそうです。

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半数超の自治体間に合わず

時事通信
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