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国内2026/6/23 5:00:24
縮小社会に生きる:不動産業がビジネスとして成立しない町 「空き家バンク」の奮闘

縮小社会に生きる:不動産業がビジネスとして成立しない町 「空き家バンク」の奮闘

出典: 毎日新聞 (原典を開く)

ニュース概要

「『モモ、クリ3年、カキ8年』と言いますが、『空き家3年、価値半減』。持ち主にとっても、集落にとっても、放置しておいていいことは一つもない。そして認めたくない現実ですが、これから空き家は加速度的に増えていく……」

解説

「モモ、クリ3年、カキ8年」という言葉をご存知でしょうか。これは果物の実がなるまでの時間のことですが、不動産の世界では「空き家3年、価値半減」なんて言われることもあるそうです。つまり、家も長く空き家にしておくと、どんどん価値が下がってしまうということ。持ち主にとっても、その地域に住む人々にとっても、空き家をそのままにしておくのは良いことでは全くありません。むしろ、これから空き家は、私たちの想像以上にどんどん増えていくという、認めたくない現実が迫っています。

日本は今、人口が減っている「縮小社会」と言われています。特に地方では、若い人たちが都市部に出て行ってしまい、高齢者ばかりになってしまうケースが少なくありません。そうなると、当然、住む人がいなくなって家が余ってきます。これが「空き家」問題の大きな原因です。空き家が増えると、景観が悪くなるだけでなく、管理が行き届かずに老朽化が進み、防災や防犯の面でも不安が出てきます。地域全体にとって、まさに「百害あって一利なし」の状態なのです。

そんな中、地方自治体やNPOなどが「空き家バンク」という取り組みを頑張っています。これは、空き家を売りたい人や貸したい人と、移住したり二拠点生活をしたい人をマッチングさせる仕組みです。まるで、結婚相談所ならぬ「家探し相談所」のようなものですね。空き家バンクの担当者さんは、まさに「空き家」という宝の山(?)を、必要としている人の手に渡るよう、汗を流して奮闘しています。空き家をただの「負動産」(持っているだけでお金がかかる不動産)から、新たな暮らしを始めるための「希望の資産」に変えようという、まさに「縮小社会」ならではの知恵と努力と言えるでしょう。この取り組みがうまくいくかどうかは、地方の未来を占う上でも、とても大切なポイントになりそうです。

関連データ

空き家が価値半減するまでの期間
3年
出典:毎日新聞

今後の予測

空き家問題は、今後さらに深刻化すると考えられます。特に地方では、人口減少と高齢化のスピードが速まるにつれて、空き家の増加に歯止めがかからない可能性があります。このままでは、地域経済の衰退や、インフラ維持の困難化といった問題もさらに顕著になるでしょう。

一方で、空き家バンクのような取り組みが、地域活性化の起爆剤となる可能性も秘めています。都市部からの移住者や、リモートワークの普及によって、地方での新しい暮らしを求める声は根強くあります。空き家バンクが、こうしたニーズをうまく捉え、魅力的な物件情報や移住支援を提供できれば、新たな住民を呼び込み、地域の活力を取り戻すきっかけになるかもしれません。ただし、そのためには、単に物件を紹介するだけでなく、地域コミュニティとの連携や、移住後の生活サポート体制の構築も不可欠となるでしょう。成功の鍵は、行政、地域住民、そして移住希望者の三者間の、きめ細やかな連携にかかっていると言えます。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月17日

    縮小社会に生きる:中国地方の人口5県合わせても埼玉より少なく 軒並み減少が加速

    毎日新聞

  2. 2026年6月17日

    縮小社会に生きる:「おかえり」で決めた移住 人口40人の島で始めたビール造り

    毎日新聞

  3. 2026年6月18日

    縮小社会に生きる:「田んぼ、あかんやん」からの挑戦 行ったり来たりの2拠点農業

    毎日新聞

  4. 2026年6月19日

    縮小社会に生きる:平均乗車人数「0人」の駅 毎日ホームで「お客さん」を待つ2人

    毎日新聞

  5. 2026年6月20日

    縮小社会に生きる:出生率2.95の「奇跡のまち」 注目浴びる独自の子育て支援

    毎日新聞

  6. 2026年6月21日

    縮小社会に生きる:「実家相続した子どもが困らぬように」 高齢化団地の空き家対策

    毎日新聞

参考引用

空き家3年、価値半減

毎日新聞
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