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女性が”稼ぎ頭”だと36%別れやすいが、原因は「家事・育児の分担」
出典: ナゾロジー (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
妻の方が夫より多く稼ぐ夫婦は、別れやすいのでしょうか。 これまで、この現象は「男は仕事、女は家庭」という伝統的な価値観が関係していると考えられてきました。 しかし29カ国のカップルを調べた新たな研究は、その説明だけでは不十分である可能性を示しています。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
夫婦間の経済格差と離婚率の関係は、昔から経済学者の関心を集めてきました。特に「妻の方が高収入」という従来の性別役割分業の枠を超えた夫婦では、離婚リスクが高まる傾向が報告されています。これまでは、そうした家庭の別れやすさは、伝統的な「男は外で稼ぐもの」という価値観が心理的に働くからと説明されることがほとんどでした。
しかし、新しい研究が示しているのは、その説明は表面的にすぎないということです。29カ国にわたるカップルの実生活データを分析した結果、別れやすさの本当の原因は「家事と育児の分担の不平等さ」にあるようです。つまり、妻が経済的に主役になった家庭でも、家の中の仕事(家事・育児)は昔のように妻が担当しているままだと、夫婦関係にひずみが生じやすくなるということです。
これは言い換えると、経済的な役割の変化に、生活内での役割分担が追いついていない状態を指しています。働き盛りの妻が外で責任ある仕事をしながら、帰宅後も家事・育児の大部分を担うとすれば、心身の負担は相当なものになるでしょう。夫側からしても、妻の経済力の増加を実感しながらも、家庭内でやることがあまり増えない環境では、長期的な共生関係を築きにくくなる可能性があります。
興味深いのは、この傾向が多くの国で共通しているという点です。文化や法制度が異なる29カ国で同様のパターンが見られたということは、これが単なる日本的な問題ではなく、現代社会全般が直面する課題であることを示唆しています。
実は、現在の多くの家庭では、女性の社会進出が進んでも、家事・育児の責任配分はほぼ昔のままという矛盾が存在しています。経済的には平等志向の時代になっても、生活内での役割はアップデートされていない。その歪みが、別れやすさという形で表れているわけです。
この研究結果は、単に「女性が稼ぐと離婚が増える」という表面的な現象の説明ではなく、現代の夫婦が本当に必要としているもの—つまり、経済的・生活的な両面での役割平等—について深く考えるきっかけを与えてくれます。
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参考引用
“妻が稼ぎ頭だと36%別れやすい、その原因は『家事・育児の分担』
― ナゾロジー
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