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6月街角景気 2か月連続で上昇 「持ち直しの兆し」上方修正
出典: NHK ビジネス (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
働く人に景気の実感を聞く6月の景気ウォッチャー調査は、景気の現状を示す指数が2か月連続で前の月を上回りました。内閣府は中東情勢への懸念の声が減ってきていることも踏まえ、景気の現状判断を「持ち直しの兆しがみられる」と上方修正しました。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
毎月、タクシー運転手や小売店員、飲食店スタッフといった現場で働く人たちに「今、景気をどう感じていますか?」と聞く調査があります。これが「景気ウォッチャー調査」で、政府が景気判断の重要な参考にしている指標の一つです。6月分の結果が発表され、景気の現状を数値化した指数が2ヶ月連続で前の月より上がったとのこと。一見すると「景気が良くなってる」と聞こえるかもしれませんが、実態はもっと複雑です。
この調査が面白いのは、経済統計の数字ではなく、働く人たちの「生の実感」を拾い上げるという点。株価や生産量といった数字では見えない、街の空気感を数値化しているわけです。今回の上昇では、中東情勢への不安感が薄れてきたことが一つの要因として挙げられています。去年から今年初めにかけて、地政学的リスク(国際紛争や政治不安が経済に与える影響)への心配が景気の足を引っ張っていましたが、その心配が少しずつ減ってきたということでしょう。
ただし、重要なポイントがあります。政府が「持ち直しの兆しがみられる」と表現を上方修正したとはいえ、これは「ようやく悪くなるペースが落ちてきた」くらいの意味だと考えるべきです。家計の実感として給料が増えた、あるいは日々の買い物が楽になったという実感がすぐに広がるわけではありません。むしろ、タクシー業界や飲食店といった業種によって、景気回復のスピードは大きく異なっているはずです。
景気回復は全体が一斉に進むのではなく、まず一部の産業から始まり、時間をかけて波及していくものです。今回の「持ち直し」も、すべての労働者が実感できるまでには、さらに数ヶ月から数年のタイムラグが生じる可能性があります。統計では上向きになったけれど、自分の生活はまだ苦しいと感じている人も多いでしょう。その乖離(かいり)が、今の日本経済の現実の姿なのです。
関連データ
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参考引用
“景気の現状判断を『持ち直しの兆しがみられる』と上方修正
― NHK ビジネス
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