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business2026/6/23 6:00:00
半導体エヌビディアCEOが台湾・韓国を訪問したのに日本は「素通り」した残念すぎるワケ - 今週のキーワード 真壁昭夫

半導体エヌビディアCEOが台湾・韓国を訪問したのに日本は「素通り」した残念すぎるワケ - 今週のキーワード 真壁昭夫

出典: ダイヤモンド・オンライン (原典を開く)

ニュース概要

米エヌビディアのフアンCEOが台湾と韓国を訪問し、財界トップらと面会・会食を精力的にこなした。一方、日本は「素通り」だった。この差は何か――。フアンCEOが、日本企業より台湾、韓国、中国企業を優位と見ている可能性は否めない。というのも、確かにそう思わざるを得ない点があるからだ。AI革命で日本が取り残されるリスクとは? (多摩大学特別招聘 真壁昭夫)

解説

AI(人工知能)の進化が世界を大きく変えようとしています。そんな中、AIの心臓部とも言える半導体のトップ企業、アメリカのエヌビディアのトップが、アジアの国々を精力的に回っているというニュースがありました。

エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、最近、台湾と韓国を訪れ、現地の財界のリーダーたちと会ったり、食事を共にしたりと、忙しい日々を送ったようです。台湾といえば、半導体の製造で世界をリードするTSMCがある国。そして韓国は、サムスン電子など、こちらも半導体分野で強力なメーカーがひしめく国です。

ところが、このフアンCEOの精力的なアジア訪問の際、日本は「素通り」されてしまった、というのです。これは、私たち日本人としては、少し寂しい、残念な気持ちになってしまいますよね。

なぜ、このようなことが起きてしまったのでしょうか? 記事では、フアンCEOが、日本の企業よりも、台湾や韓国、そして中国の企業を、ビジネスのパートナーとしてより高く評価しているのではないか、という見方を示しています。そして、そう思わざるを得ない現実がある、とも指摘しているのです。

AI革命という、まさに今、世界で起きている大きな変化から、日本が取り残されてしまうのではないか、という懸念も示唆されています。AIの発展には、高性能な半導体が不可欠です。エヌビディアはその半導体を開発・供給する、まさにゲームチェンジャーとも言える存在。そんなエヌビディアのトップが日本を訪れないということは、日本の半導体産業や、それに関連する技術開発のスピードが、他の国に比べて遅れていると見られているのかもしれません。

AIの進化は、私たちの生活のあらゆる面で便利さをもたらす可能性があります。医療、交通、教育など、様々な分野での応用が期待されています。しかし、その根幹を支える半導体の分野で、もし日本が遅れをとってしまうと、これらの恩恵を十分に受けられなくなってしまうかもしれません。あるいは、日本の産業全体が、世界の変化についていけなくなるリスクも考えられます。今回のフアンCEOの訪問は、日本の産業界にとって、改めてAIと半導体の重要性を認識し、国際的な競争力を高めるための行動を促す、大きな警鐘と言えるでしょう。

今後の予測

エヌビディアのフアンCEOが日本を「素通り」した背景には、日本の半導体産業が抱える構造的な課題や、台湾・韓国との技術開発・生産能力の差が影響していると考えられます。今後、日本がAI革命の波に乗り遅れないためには、いくつかの道筋が考えられます。

一つは、既存の強みを活かしつつ、新たな分野での連携を強化する道です。例えば、素材や製造装置といった、日本の得意分野でエヌビディアとさらに深く協力関係を築くことで、サプライチェーン全体での優位性を保つ、あるいは高めることが期待できます。また、国内の研究開発への投資を大幅に増やし、次世代半導体の開発競争で追いつき、追い越すための国家的なプロジェクトを推進することも考えられます。

もう一つの可能性としては、日本の企業が、エヌビディアのようなグローバルリーダーに頼るだけでなく、自社でAI技術や半導体開発を主導する動きを加速させることです。これは、リスクも伴いますが、成功すれば大きなブレークスルーとなるでしょう。特に、特定のニッチな分野や、高度な専門性が求められる領域で、独自の技術を確立することが重要になります。

さらに、日本が「素通り」されたという事実は、国際的な連携の重要性も浮き彫りにしています。欧米やアジアの先進国との共同研究開発や、人材交流を積極的に行うことで、技術革新のスピードを上げ、国際的な競争力を維持・向上させていくことが不可欠となるでしょう。これらの取り組みが、AI時代における日本の存在感を左右する鍵となります。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月1日

    日経平均6万7000円の陰で株価5.8倍!日本経済の「希望の星」になる企業の名前 - 今週のキーワード 真壁昭夫

    ダイヤモンド・オンライン

  2. 2026年6月8日

    ソフトバンクがトヨタを抜いたって時価総額は45兆円…日本企業が「1兆ドルクラブ」に入れない“たった1つの理由” - 今週のキーワード 真壁昭夫

    ダイヤモンド・オンライン

  3. 2026年6月11日

    メモリ価格の高騰がエヌビディアの「次の大きな優位性」になり得る理由

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  4. 2026年6月15日

    スペースX「時価総額336兆円」の衝撃、絶対チャンスを逃してはいけない「日本企業」の実名 - 今週のキーワード 真壁昭夫

    ダイヤモンド・オンライン

  5. 2026年6月18日

    ウォーシュ議長によるFOMC通過後の米国株、追い風が吹くセクターは? いま改めてエヌビディアとAMDに注目すべき理由 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

    東洋経済オンライン

  6. 2026年6月18日

    【政策金利】日銀が31年ぶり1%に引き上げ…その歴史と、企業から家計まで幅広く影響する「金利ある時代」の読み解き方 - ビジネスパーソンに必須!経済&ビジネスの最重要キーワード

    ダイヤモンド・オンライン

  7. 2026年6月18日

    キオクシアに大チャンス到来!エヌビディアとの連携で狙う「2つの巨大ビジネス」の全貌、AIブームの“蚊帳の外”から“中核”に名乗り - AI産業戦争 米中覇権に呑まれる日本

    ダイヤモンド・オンライン

  8. 2026年6月18日

    パープレキシティCEOが語ったエヌビディアCEOのファンとイーロン・マスクから学んだ2つの教訓

    Business Insider Japan

  9. 2026年6月18日

    OpenAIのIPOに問題が生じれば「エヌビディア、オラクル、CoreWeaveの株価に悪影響」。AI研究者ゲイリー・マーカスが語った警告

    Business Insider Japan

  10. 2026年6月22日

    三菱電機、ローム、タツモ…エヌビディアも注目!「パワー半導体」でAIデータセンターの省エネ支える日本の最強技術企業【厳選8社】 - マーケットフォーカス

    ダイヤモンド・オンライン

参考引用

AI革命で日本が取り残されるリスクとは?

ダイヤモンド・オンライン
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