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「金融パンデミック」:英国の公共契約支出の11ポンドごとに1ポンドがプライベートエクイティへ
出典: The Guardian Business (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
4月までの1年間で、政府の約244億ポンドがプライベートエクイティ運営企業に渡ったとガーディアン紙の分析で判明。子供たちを「家畜のように扱う」:英国の介護施設がプライベートエクイティに買収されると何が起こるか?保育所、獣医、小売店:プライベートエクイティが大きな役割を果たす分野。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
イギリスの公共サービスで、私たちのお金がどのように使われているか、ちょっと気になるニュースが入ってきました。ガーディアン紙の調査によると、この1年間で、なんと約244億ポンド(日本円で約4兆円超!)もの税金が、「プライベートエクイティ(PE)」と呼ばれる企業群に渡っていることがわかったんです。これは、政府が公共サービスのために使ったお金の約11ポンドのうち、1ポンドがPE企業に流れている計算になります。
PE企業というのは、簡単に言うと「投資会社」のようなものです。企業の株を買って、経営を改善したり、もっと儲かるようにしたりして、数年後に高く売ることで利益を得るのが得意な集団です。最近は、保育所や動物病院、さらにはお店の運営など、私たちの身近なサービスにもこのPE企業が深く関わるようになっています。
特に注目されているのが、介護施設への影響です。ある記事では、PE企業が介護施設を買収した際に、子供たちを「家畜のように扱う」というショッキングな表現で、サービスの質の低下が懸念されています。これは、PE企業が利益を追求するあまり、本来一番大切にされるべき人々のケアがおろそかになってしまうのではないか、という心配の声があるからです。
なぜ、政府のお金がPE企業にこんなにたくさん流れているのでしょうか?それは、政府が保育や介護、医療といったサービスの一部を民間の会社に任せる「公共契約」という仕組みを使っているからです。そして、その民間の会社の中には、PE企業が傘下に持っているところが少なくないのです。PE企業は、買収した会社を効率化して利益を上げ、それを株主(投資家)に還元することを目指します。そのため、サービスを提供する現場では、コスト削減のために人員が減らされたり、設備への投資が控えられたりすることが起こりうる、というわけです。
今回の調査は、私たちの税金が、こうした投資ファンドのような仕組みを通じて、公的なサービスにどのように影響を与えているのかを浮き彫りにしました。単に「お金が動いた」というだけでなく、そのお金が「誰に、どのように使われ、どんな結果をもたらしているのか」を、私たちももっと注視していく必要がありそうです。
関連データ
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参考引用
“1 in every 11 spent UK public contractors private equity
― The Guardian Business
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