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日本列島が東へ移動 地球外核に反射した地震波で―東日本大震災のM9直後・米仏チーム
出典: 時事通信 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
東日本大震災の巨大地震の地震波は地球内部へ深く伝わり、マントルと外核の境界(深さ約2900キロ)で反射して、再び日本列島を揺らしたことが分かった。この揺れにより日本海溝沿いだけでなく、南海トラフ沿いのプレート境界もゆっくりとずれ、日本列島の大半が東へ、最大で5~6ミリ移動する地殻…
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
2011年の東日本大震災、あの未曾有の巨大地震が、私たちの想像をはるかに超えるスケールで地球全体に影響を与えていたことが、最新の研究で明らかになりました。
「日本列島が東へ移動した」と聞くと、SFのような話に聞こえるかもしれませんが、これは科学的に解明された事実です。地震の揺れが地面を伝わるだけでなく、地球の奥深く、なんと地下2900キロメートルもの深さにある「外核」という場所にまで到達し、そこで反射して再び地上に戻ってきていたというのです。外核は、地球の中心部にある液体状の鉄の塊で、そこまで地震のエネルギーが伝わっていたことに驚きを隠せません。
例えるなら、ビリヤードの玉がクッションに当たって跳ね返るように、地震波が地球の深い層で跳ね返り、再び日本列島を揺さぶった、というイメージです。この「反射した揺れ」が、単に地面を揺らすだけでなく、日本列島全体を少しずつ動かしていたというのですから、そのエネルギーの巨大さがわかります。
この動きによって、日本列島の大半が東の方向に、最大で5〜6ミリメートルほど移動したとされています。たった数ミリメートル、と思うかもしれません。しかし、これは特定の場所がずれたのではなく、列島全体がわずかながら動いたという点で非常に重要です。特に注目すべきは、東日本大震災の震源となった日本海溝沿いだけでなく、将来の巨大地震が懸念されている南海トラフ沿いのプレート境界も、この反射波の影響でゆっくりとずれていたという点です。
私たちの足元にある大地は、常に少しずつ動き続けています。今回の発見は、巨大地震が地表だけでなく、地球内部の構造や動きにも複雑に影響を及ぼしていることを示しています。これまで考えられていた以上に、地球のダイナミックな活動が、私たちの生活に密接に関わっていることを改めて認識させられる研究結果と言えるでしょう。
この研究は、地震がどのように地球全体に伝わり、どのような影響を与えるのかを理解する上で、非常に大きな一歩となります。そして、将来の地震予測や防災対策を考える上でも、貴重な知見を与えてくれることでしょう。
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