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脳がバグる、ありえないほど黒い車用塗料
ニュース概要
黒すぎて危ない!?BMWが、2019年のコンセプトカーBMW X6に使用した「最も黒い黒」と呼ばれるベンタブラック。イギリスのSurrey Nanosystemsが独自に設計した塗料です。当時BMWは、カーボンナノチューブをベースにしたベン…
解説
「え、これ本当に車なの?」って二度見しちゃうような、想像を絶する真っ黒な車が登場しました。BMWが2019年に発表したコンセプトカー「BMW X6」に使われた、その名も『ベンタブラック』という塗料のお話です。この塗料、一体どれくらい黒いのかというと、光をほぼ100%吸収してしまうんです。まるで、そこに車があるはずなのに、穴が開いているかのように見えてしまうほど。
この『ベンタブラック』を開発したのは、イギリスのSurrey Nanosystemsという会社。彼らが独自に設計したこの塗料は、カーボンナノチューブという、髪の毛よりもずっと細い筒状の炭素の集合体をびっしり敷き詰めることで作られています。このカーボンナノチューブの隙間に光が入ると、もう外に出てこられなくなる。だから、私たちの目には「真っ黒」としか映らないんですね。
この技術、聞いただけでもすごいですが、実はちょっとした「困った」も生んでいます。あまりにも黒すぎて、車のボディの凹凸やデザインのラインが全く見えなくなってしまうんです。車って、流線形のデザインとか、シャープなラインとか、そういうのが魅力の一つですよね。でも、この塗料だとそれが台無しに。まるで、3Dモデルのワイヤーフレームだけが見えているような、不思議な感覚になってしまうかもしれません。
でも、この「黒すぎる」という特性、実は色々な可能性を秘めているんです。例えば、宇宙望遠鏡とか、科学の分野では、光をできるだけ集めたい、あるいは光の反射を抑えたいという場面がたくさんあります。そういうところで活躍するかもしれない技術なんです。今回のBMWの例は、まだコンセプトカーという「お披露目」の段階ですが、これからこの「究極の黒」が、私たちの身の回りでどのように使われていくのか、ワクワクしますね。もしかしたら、数年後には、この真っ黒な技術を使った何か新しい製品が登場しているかもしれません。
関連データ
今後の予測
この「ベンタブラック」のような、光を極限まで吸収する素材は、今後様々な分野での応用が期待されます。まず考えられるのは、科学技術分野です。天体観測用の望遠鏡では、わずかな光も逃さずに捉えるために、内部の反射を抑えることが重要です。また、レーザー技術や、光を使ったセンサーの性能向上にも貢献する可能性があります。
一方で、自動車への応用となると、課題も残ります。あまりにも黒すぎてデザインが見えなくなるという点は、見た目の魅力を重視する自動車業界では、すぐに実用化されるとは考えにくいかもしれません。しかし、将来的には、車のボディの一部に限定的に使用したり、あるいは、この技術を応用した新しいコーティング剤として、光の反射をコントロールするような形で使われる可能性も否定できません。
さらに、エンターテイメント分野や、アートの世界でも、この「究極の黒」が新たな表現を生み出すかもしれません。光と影のコントラストを極限まで引き出すことで、これまでにない視覚体験を提供できる可能性を秘めています。実用化のハードルは高いかもしれませんが、そのユニークな特性から、今後も注目すべき素材と言えるでしょう。
ニュースタイムライン
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参考引用
“脳がバグる、ありえないほど黒い車用塗料
― GIZMODO Japan
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