
画像: Pixabay
赤ちゃんが落ち着くのは背中なでなで 後頭部は… 東邦大チーム
出典: 毎日新聞 (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
ヒトの乳幼児も離乳前の子マウスも、背中をなでられると自発的な動きが減り、おとなしくなる――。そんな研究結果を、東邦大などのチームが発表した。マウスの実験では、なで続けると心拍数が低下し、入眠が促され、ストレス反応が緩和された。乳幼児期に養育者とふれあう大切さを裏付ける成果だ。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
昔から「赤ちゃんは背中をなでるとおとなしくなる」という育児の知恵が語り継がれてきました。でもこれ、実は科学的な根拠がちゃんとあるんです。東邦大学などのチームが発表した研究から、その仕組みが見えてきました。
研究では、生まれたばかりのマウスと人間の赤ちゃんの両方を対象に調べました。背中をなでられている間、動物たちは自分から動こうとするエネルギーが減ることが分かったのです。科学的に言うと「自発運動が抑制される」という状態ですが、簡単に言えば、体がリラックスモードに切り替わるということ。
さらに詳しく調べると、マウスの実験で面白いことが分かりました。背中をなでられ続けると、心臓のドクドクいう速さ(心拍数)が落ちていきました。これは寝る前の体の状態そのものです。同時に、ストレスを感じたときに出るホルモンの働きも弱くなったといいます。つまり、単に「なでられて気持ちいい」というだけでなく、脳や体全体が「安全だから休んでいいよ」というシグナルを受け取っているわけです。
私たちの祖先も、こうした原始的なメカニズムを長い間かけて発見し、育児に活用してきたんでしょう。赤ちゃんが泣いているときに背中をなでたり、夜寝かしつけるときにこすったり――それらの行動は、実は赤ちゃんの神経系に直接働きかけて、落ち着きを導いていたんです。
この研究が示す別の大事な面があります。それは、親と子が触れ合うことの重要性です。昔は大家族で育つ子どもが多かったので、常に誰かになでられたり抱かれたりしていました。でも現代は少子化やコロナ禍の影響で、スキンシップが減っている家庭も増えています。この研究は、そうした環境変化のなかで「直接触れることの大切さ」を改めて思い出させてくれます。
また、赤ちゃんだけの話ではありません。大人だって、疲れているときにマッサージを受けるとリラックスしますよね。背中をなでることは、人間が生まれたときから持っている、最古にして最も自然な「こころと体を整える方法」なのかもしれません。
関連データ
ニュースタイムライン
このトピックの関連記事はまだ十分にありません。
参考引用
“赤ちゃんが背中をなでられると落ち着く現象が、神経レベルで証明された
― 毎日新聞
記事AI質問チャット
PREMIUMこの記事についてAIが質問に答えます。背景・要約・影響まで深堀り。
ログインして利用関連記事
こんな記事も読まれています
この記事について疑問がありますか?
事実誤認や不適切な内容について通報できます (要ログイン)。
異議申し立て・通報






