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カボベルデ、W杯躍進の陰にスマホ 送金受け取りがGDPの1割超 (菅野泰夫のズームイン・ズームアウト)
出典: 日経ビジネス (原典を開く)
ニュース概要(出典記事の要点)
サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で、鮮烈な印象を残したのが、カボベルデだ。初出場ながら格上の強豪国を相手に勝ち点を積み上げ、決勝ラウンド進出を果たした。カボベルデの躍進も、同国経済を支える海外移民からの送金も、スマートフォンが切り開いた。
※ 上記は出典記事の要約です。本サイト独自の分析・背景解説は下記をご覧ください。
解説
サッカー、ワールドカップ(W杯)で、カボベルデという国が初出場ながら強豪相手に勝利を収め、決勝ラウンドに進出するという、まさにシンデレラストーリーを見せてくれました。この熱戦の裏側で、カボベルデ経済を支える「あるもの」が、その躍進を後押ししていたというのです。それは、なんとスマートフォン。
カボベルデは、アフリカの西に浮かぶ島国です。人口は約50万人ほどですが、多くの国民が、より良い仕事を求めて海外、特にヨーロッパやアメリカなどに移り住んでいます。そして、故郷に残った家族へ仕送り(送金)をするのが、カボベルデ経済にとって、なくてはならない大きな柱となっています。かつては、この送金も一苦労でした。銀行の手続きは時間がかかり、手数料も高く、なかなかスムーズにいかなかったのです。
しかし、スマートフォンの普及が、この状況を一変させました。海外に住むカボベルデの人々が、スマホのアプリを使って、あっという間に、しかも安く、家族に送金できるようになったのです。まるで、スマホが「デジタルな郵便屋さん」になったようなイメージですね。このスマホを通じた送金が、カボベルデの国内総生産(GDP)の1割を超えるほどの大きな経済効果を生み出しているとのこと。GDPというのは、その国が1年間にどれだけ豊かになったかを示す数字ですから、これが1割を超えるというのは、まさに経済を大きく支える力と言えるでしょう。
つまり、カボベルデのサッカー代表がW杯で活躍できたのは、単に選手たちの実力だけではなく、海外で頑張る国民がスマホを通じて送金し、その資金が国内の生活や、もしかしたらサッカーの育成環境にも間接的に貢献した、そんな側面もあったのかもしれません。スポーツの感動と、テクノロジーがもたらした経済的な恩恵。この二つが結びついた、なんとも興味深いお話です。
関連データ
今後の予測
スマートフォンの普及と、それを活用した国際送金サービスの進化は、今後もカボベルデのような国々の経済に大きな影響を与え続けると考えられます。特に、より手軽で低コストな送金サービスが登場すれば、送金される金額はさらに増え、経済効果も高まる可能性があります。これは、カボベルデだけでなく、多くの国で共通する現象と言えるでしょう。
一方で、この送金に頼りすぎる経済構造は、海外の景気変動や為替レートの変動に影響を受けやすいというリスクもはらんでいます。もし、海外で不況が起きて送金が減ったり、あるいは送金を受け取る国の通貨の価値が下がったりすれば、カボベルデ経済は打撃を受けるかもしれません。
また、スポーツの分野では、こうした経済的な恩恵が、若い才能の発掘や育成にどれだけ繋がるのか、という点も注目されます。W杯での躍進が、国内でのサッカー人気をさらに高め、将来のスター選手を育む土壌となる可能性も秘めています。テクノロジーとスポーツ、そして経済が、今後どのように絡み合っていくのか、引き続き見守っていく必要がありそうです。
ニュースタイムライン
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参考引用
“カボベルデ、W杯躍進の陰にスマホ
― 日経ビジネス
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