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テクノロジー2026/6/13 12:00:00
Google検索とGeminiが合体。AI抜きで検索したい人がGoogle離れ

画像: Pixabay

Google検索とGeminiが合体。AI抜きで検索したい人がGoogle離れ

出典: GIZMODO Japan (原典を開く)

ニュース概要

AI検索は想像以上に嫌われているようす…。5月のI/O会議で、創業以来最大の検索エンジン抜本改革を発表したGoogle(グーグル)。従来のキーワードでググるとリンク一覧が表示される検索にかわって、これからは質問を文章や音声や画像で入力すると…

解説

Googleが検索エンジンの大幅な刷新を発表し、人工知能(AI)を前面に出した新しい検索体験「AI Overviews」を導入しました。これは、これまで私たちが慣れ親しんできた、キーワードを入力すると関連するウェブサイトのリンクが一覧で表示される方式から大きく変わるものです。具体的には、文章や音声、さらには画像で質問を投げかけると、AIがその質問に直接答える形で情報をまとめて提示するという仕組みです。

この変更は、一見すると非常に便利に思えます。例えば、「週末に家族で楽しめる東京の公園は?」と聞けば、AIがいくつかの公園の情報をまとめてくれ、いちいち複数のサイトを巡る手間が省けます。まるで、知識豊富な友人が隣に座って、こちらの質問にサッと答えてくれるような感覚に近いかもしれません。Googleとしては、ユーザーがより早く、より効率的に情報にアクセスできるようになることを目指しているのでしょう。

しかし、このAI主導の新しい検索体験に対して、意外なほど多くのユーザーから戸惑いや不満の声が上がっているようです。一部の報道では、「AI検索は想像以上に嫌われている」という見出しまで登場しています。なぜでしょうか?

考えられる理由の一つは、「情報の信頼性」への懸念です。AIが生成する回答は、複数の情報源を元にしていますが、その過程で誤った情報が含まれてしまったり、文脈がずれて伝わったりする可能性もゼロではありません。特に健康や金融など、正確性が極めて重要な情報については、AIの一方的な回答よりも、複数の情報源を自分で確認したいと考えるのは自然なことです。

また、「情報の選択権」を失うことへの抵抗感もあるでしょう。従来の検索では、表示されたリンクの中から自分で信頼できそうなサイトを選び、複数の情報を比較検討することができました。しかし、AIがまとめた回答では、その選択の自由が奪われてしまうように感じる人もいるかもしれません。まるで、AIが「あなたにはこの情報だけで十分」と押し付けているように映る可能性もあります。

さらに、ウェブサイト運営者にとっては、AIが直接回答することで、自身のサイトへのアクセスが減り、広告収入やコンテンツの認知度が低下するのではないかという懸念も広がっています。これは、インターネット全体の情報エコシステムに影響を及ぼす可能性のある、大きな問題です。

Googleはこれまでも、検索アルゴリズムを何度も変更し、その度に賛否両論を巻き起こしてきました。しかし、今回の変更は、検索の「あり方」そのものを大きく変える試みであり、ユーザーが長年培ってきた検索の習慣にも影響を与えるため、より大きな波紋を呼んでいると言えるでしょう。テクノロジーの進化が、必ずしもすべてのユーザーに歓迎されるわけではない、ということを改めて示しているのかもしれません。

関連データ

Google I/O 2024での発表
検索エンジンの抜本改革「AI Overviews」の導入
出典:Google
AI Overviewsの主な機能
文章、音声、画像による質問入力とAIによる要約回答
出典:Google
従来の検索との違い
キーワード入力によるリンク一覧表示から、AIによる直接回答へ
出典:各種報道
ユーザーからの反応
「AI検索は想像以上に嫌われている」との報道あり
出典:GIZMODO Japan

今後の予測

GoogleのAIを前面に出した検索戦略は、今後いくつかのシナリオが考えられます。

**シナリオ1:AI検索の定着と進化** Googleはユーザーのフィードバックを積極的に取り入れ、AIの回答精度や信頼性を向上させていくでしょう。また、AIがまとめた情報だけでなく、関連するウェブサイトへのリンクもより分かりやすく提示するなど、ユーザーが「情報の選択権」を保持できるような工夫を凝らす可能性があります。これにより、特に簡潔な情報や事実確認を求めるユーザー層にはAI検索が定着し、Googleの新たなスタンダードとなるかもしれません。

**シナリオ2:ユーザーの二極化と競合の台頭** AI検索を好むユーザーと、従来のリンク一覧を求めるユーザーとで、検索エンジンの利用が二極化する可能性があります。AI検索に不満を持つユーザーは、AI機能をオフにする選択肢を利用するか、あるいはAIを導入していない競合の検索エンジン(例えばDuckDuckGoなど)へ移行する動きが加速するかもしれません。これにより、Googleの検索市場における独占的な地位に変化が生じる可能性も考えられます。

**シナリオ3:Googleの戦略修正** もしAI検索に対するユーザーの不満が予想以上に大きく、Googleのブランドイメージや利用率に深刻な影響を与えるようであれば、Googleは現在のAI中心の戦略を一部修正する可能性もあります。例えば、AI Overviewsをデフォルトではなく、ユーザーが任意で選択できる機能にする、あるいは従来の検索結果との併用をより明確にするなど、柔軟な対応を見せるかもしれません。これは、過去のGoogleのサービス変更におけるユーザーからの反発と、それに対するGoogleの対応の歴史からも推測できます。

ニュースタイムライン

  1. 2026年6月9日

    ≪新刊立ち読み≫ Pixelの写真アプリがGeminiで進化する、「質問」で検索も画像編集も 「できるfit ずっと使えるGoogle Pixel Gemini対応 10a/10 Pro/10/9a」発売リレーコラム 第1回

    ケータイ Watch

  2. 2026年6月9日

    Google、音声リアルタイム翻訳モデル「Gemini 3.5 Live Translate」をリリース/70以上の言語に対応、「Google Meet」「Google翻訳」アプリでも展開

    窓の杜

  3. 2026年6月9日

    [ITmedia News] Google、同時通訳に近い音声モデル「Gemini 3.5 Live Translate」発表 「Google翻訳」アプリなどで利用可能に

    ITmedia 全カテゴリ

  4. 2026年6月10日

    Google、同時通訳に近い音声モデル「Gemini 3.5 Live Translate」発表 「Google翻訳」アプリなどで利用可能に(ITmedia NEWS)

    Yahoo!ニュース IT

  5. 2026年6月10日

    AI同時通訳対応「Gemini 3.5 Live Translate」公開。Google翻訳アプリでも可能

    PC Watch

  6. 2026年6月10日

    Google翻訳アプリで70言語のリアルタイム音声翻訳が可能に、新モデル「Gemini 3.5 Live Translate」登場

    ケータイ Watch

  7. 2026年6月10日

    Google翻訳アプリで70言語のリアルタイム音声翻訳が可能に、新モデル「Gemini 3.5 Live Translate」登場(ケータイ Watch)

    Yahoo!ニュース IT

  8. 2026年6月10日

    Google for Education、「Gemini for Education活用事例コンテスト」を開催(こどもとIT)

    Yahoo!ニュース IT

  9. 2026年6月14日

    【衝撃】メルセデスの新型SクラスはChatGPTとGemini標準搭載!? 「車と会話する」驚愕の未来

    ASCII.jp

  10. 2026年6月14日

    【衝撃】メルセデスの新型SクラスはChatGPTとGemini標準搭載!? 「車と会話する」驚愕の未来(アスキー)

    Yahoo!ニュース IT

参考引用

AI検索は想像以上に嫌われているようす…。

GIZMODO Japan

創業以来最大の検索エンジン抜本改革を発表したGoogle

GIZMODO Japan
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