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国内2026/6/13 12:00:15
熱中症対策でどこ冷やす? 首や脇より効果があるのは…

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熱中症対策でどこ冷やす? 首や脇より効果があるのは…

出典: 毎日新聞 (原典を開く)

ニュース概要

熱中症が心配な季節になった。気象庁の6~8月の3カ月予報では、全国的に平年より気温が高いと予想されている。長谷川博・広島大教授(スポーツ生理学)に予防策を聞くと、意外な体の冷やし方や、体の内部から冷やす近年話題の飲み物を教えてくれた。

解説

今年もいよいよ、暑さとの戦いが本格化する季節がやってきました。気象庁の長期予報によると、今年の夏も全国的に平年よりも気温が高くなる見込みで、熱中症への警戒が例年以上に必要になりそうです。熱中症対策と聞くと、多くの人が首や脇の下を冷やすことを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、専門家によると、実はもっと効果的な体の冷やし方があるというのです。

広島大学のスポーツ生理学の専門家である長谷川博教授のお話は、私たちの常識を覆すものでした。教授が指摘するのは、手や足のひらを冷やすことの重要性です。手や足のひらには、「AVA(動静脈吻合)」という特殊な血管がたくさん通っています。このAVAは、体温調節をする上で非常に重要な役割を担っており、ここを冷やすことで、効率よく血液全体の温度を下げ、体の深部の熱を逃がすことができるのだそうです。首や脇の下を冷やすのももちろん効果がないわけではありませんが、手足のひらの方が、体全体を冷やす「司令塔」のような役割を果たしてくれる、と考えると分かりやすいかもしれませんね。

具体的には、冷たいペットボトルや保冷剤を手や足のひらに当てて冷やすのが効果的です。特に運動後や暑い場所にいた後など、体温が上昇している時に試してみると良いでしょう。もちろん、冷やしすぎは逆効果になることもあるので、無理のない範囲で試すことが大切です。

さらに、近年注目されているのが、体の内側から冷やす飲み物です。特定の成分を含む飲料が、体温の上昇を抑えたり、疲労回復を助けたりする効果が期待されています。単に水分補給をするだけでなく、こうした機能性飲料を上手に取り入れることで、より効果的な熱中症対策ができるかもしれません。ただし、これらはあくまで補助的なものであり、基本はこまめな水分補給と塩分補給、そして無理をしないことが最も重要です。

熱中症は、私たちの生活と密接に関わる健康問題です。正しい知識を持ち、効果的な対策を実践することで、この暑い夏を元気に乗り切りましょう。今年の夏は、手足のひらを意識的に冷やしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

関連データ

気象庁の6~8月3カ月予報
全国的に平年より気温が高いと予想
出典:気象庁
熱中症による救急搬送者数(2023年5月~9月)
91,467人
出典:総務省消防庁
熱中症による死亡者数(2023年5月~9月)
111人
出典:厚生労働省
熱中症警戒アラート発表日数(2023年)
全国平均で34.7日
出典:環境省

今後の予測

今年の夏も猛暑が予想される中、熱中症対策は一層進化していくでしょう。一つは、個人の体調や環境に合わせたパーソナライズされた対策の普及です。スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを活用し、心拍数や体温、活動量から熱中症リスクを予測し、適切なタイミングで水分補給や休憩を促すアプリやサービスがさらに普及する可能性があります。これにより、自分では気づきにくい体調変化を早期に察知し、未然に防ぐことが期待されます。

また、冷却技術の進化も予測されます。今回紹介された手足のひらを効率的に冷やすための、より手軽で効果的な冷却グッズや、スポーツドリンクだけでなく、体温調節機能をサポートする成分を強化した「次世代型」の飲料が市場に登場するかもしれません。さらに、都市部では、ミストシャワーの設置増加や、日陰を増やすための緑化推進など、地域全体で熱中症リスクを低減する取り組みが加速するでしょう。企業においても、従業員の熱中症対策がより重視され、休憩時間の確保や冷房設備の充実、特殊な作業環境下での冷却服の導入などが一層進むと考えられます。高齢者や基礎疾患を持つ人への見守り支援も、AIやIoTを活用した新しい形へと発展していく可能性があります。

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熱中症が心配な季節になった。

毎日新聞

全国的に平年より気温が高いと予想されている。

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