
「お先に!」新入社員が次々辞めた会社の盲点→面談で〈見逃してはいけない変化〉とは? - ニュースな本
ニュース概要
若者は会社をすぐ辞めると言われるが、問題は会社や上司のほうにある。若手の離職を防ぐ、傾向と対策とは?※本稿は、経営コンサルタントの松岡保昌、組織・人事コンサルタントの岩渕美香『残念なリーダーにならないための マネジメント50の心理法則』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
解説
最近、「最近の若い子はすぐに会社を辞めちゃうんだよな…」なんて嘆きの声をよく聞きます。でも、本当にそうでしょうか?もしかしたら、その原因は若者本人ではなく、会社や周りの大人たちにあるのかもしれません。
この問題について、経営コンサルタントの松岡保昌さんと組織・人事コンサルタントの岩渕美香さんが書かれた本『残念なリーダーにならないための マネジメント50の心理法則』では、若手の離職を防ぐためのヒントが語られています。今回は、その中から特に注目したいポイントを分かりやすく解説していきましょう。
まず、会社を辞めるという行動の裏には、本人が「会社に合わない」「もっとやりたいことがある」と感じているサインが隠されています。特に新入社員のうちは、新しい環境に慣れるのに精一杯で、自分の気持ちをうまく伝えられないことも多いもの。そんな時、周りの大人が「あれ?この子、なんだか元気がないな」「前と様子が違うな」といった小さな変化に気づけるかどうかが、とても大切になってくるんです。
例えば、以前は積極的に発言していたのに、会議で黙るようになったり、挨拶がそっけなくなったり。あるいは、仕事への意欲が感じられなくなったり。こうした変化は、本人が抱えている悩みを周囲に知らせようとしているサインかもしれません。もし、こうしたサインを見逃してしまうと、本人は「誰にも相談できない」「この会社では自分の居場所がない」と感じてしまい、結果として退職につながってしまう、というわけです。
では、どうすればこうした事態を防げるのでしょうか?それは、普段から社員一人ひとりとしっかり向き合い、コミュニケーションを取ることが基本です。特に、新入社員や若手社員に対しては、定期的な面談の機会を設けることが効果的。面談では、仕事の進捗だけでなく、本人の気持ちや悩み、将来の希望などをじっくり聞くことが大切です。そこで、本人が安心して本音を話せるような雰囲気作りを心がけることで、早期に問題を発見し、適切なサポートにつなげることができます。
また、上司や先輩社員が「お先に失礼します」と気持ちよく帰宅を促すような、働きやすい雰囲気を作ることも重要です。長時間労働が当たり前、というような古い考え方ではなく、仕事とプライベートのバランスを大切にする姿勢を示すことで、社員のエンゲージメント(会社への愛着や貢献意欲)を高めることができます。このように、会社全体で社員を大切にする文化を育むことが、若手の離職を防ぎ、組織を強くしていく鍵となるのです。
今後の予測
近年、働き方の多様化が進み、副業やフリーランスといった選択肢も増えています。こうした背景から、若手社員がキャリアパスを考える上で、一つの会社に長く勤め続けることだけが正解ではない、という価値観が広がる可能性があります。そのため、企業側は、社員一人ひとりのキャリアプランに寄り添い、成長を支援する仕組みをより一層強化する必要に迫られるでしょう。例えば、社内でのジョブローテーションを活発に行ったり、外部研修への参加を奨励したり、あるいは副業を認めることで、社員のスキルアップとモチベーション維持を図る企業が増えるかもしれません。
一方で、企業によっては、依然として終身雇用や年功序列といった古い考え方が根強く残っている場合もあります。こうした企業では、若手社員の価値観とのズレが顕著になり、離職率の高さに悩む状況が続く可能性があります。さらに、採用活動においても、自社の企業文化や働き方が、現代の若者のニーズに合っているのかを真剣に見直す必要が出てくるでしょう。もし、企業側が変化に対応できなければ、優秀な人材の獲得競争から遅れを取り、長期的な競争力の低下を招くリスクも考えられます。
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参考引用
“若者の離職を防ぐ、傾向と対策とは?
― ダイヤモンド・オンライン
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